2月25日、連合会講習会場において、兵庫快適職場推進センター主催による「喫煙対策担当者研修」、中央労働災害防止協会兵庫県支部主催による「メンタルヘルス(自殺予防)セミナー」が110名の参加者のもと開催されました。
喫煙対策に関しては、内科医・医学博士猪俣先生がたばこの害について科学的知見に基づき話がありました。たばこは自分の体に悪いだけでなく、他人の前で吸うことは危害を与える犯罪であるとの厳しい言葉がありました。喫煙者は薬物と同じ依存症になっており自分の意思だけで止めるのは難しいので、ニコチンパッチなり医師の指導により禁煙プログラムに参加し、禁煙の実現に取り組んでいただきたいとの講演がありました。
メンタルヘルス研修として中央労働災害防止協会メンタルヘルス指針支援専門家の上田依句子氏が主に自殺予防対策について講演されました。まず、企業がメンタルヘルスに取組む意義として、「リスクマネジメント」のため、「病気の予防と対処」、「意欲の出せる職場づくり」の3点を述べられました。
予防対策として、指針で述べられている「4つのケアー実践」の中で、早期発見、相談体制の確立が重要との話があり、現代の管理者のマスター事項としての「傾聴法」についての講義がありました。事例を取り上げ「積極的傾聴法」の説明があり、実践的な内容で大いに勉強になりました。
参加者の皆さま、お疲れさまでした。兵庫労働基準連合会では、今後も事業者、担当者に役立つ研修会を企画していきますのでご参加願います。
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